記憶装置

外部出力先として

総括Ⅰ

はじめに


このブログを作ろうと思ったきっかけは、動画コメントと質問箱に届いたお手紙。

「過去の動画について何か語って欲しい」「あとがきを書いて欲しい」というもの。

今までずっと、その手のコメントは殆ど無視してきた。

動画を見て何を思うかは人それぞれ。

過去作について何か呟いたところで、動画を見てくれた人が抱いている印象に余計なノイズを与えるだけだ。
だいたい、自分で作りたいなと思ったものを吐き出しているだけで、あとがきで何かを発信するほど仰々しいものはこしらえていない。

そもそも何かを発信したいのなら、動画を作って婉曲的に表現するのが一番賢明だ。

だからどうにも野暮ったくて、twitterで感想をくれた方にはいつも、「楽しんでいただけたのなら幸いです」とだけ答えてきた。

そんなヤツが今、こんなブログを作って何かを書き残そうとしている。数ヶ月前の自分が見たらびっくりするだろう。

 


もっとも未だに、その動機はぼんやりとしている。

 

勿論冒頭で述べたとおり、頂戴した声に応えようという気になったのは間違いないが、なぜこのタイミングなのだろう。

趣味の範疇ではあるがお金を払って先生の下でしっかりと脚本を学んだり、他人様の作品に顔を出してちょっかいを出したりするようになってきて、動画以外の媒体で自分から何かを発信することについての躊躇い、恥じらいが薄れてきているからなのか。

家庭を持ち動画投稿だけに時間を割けなくなった分、満員電車の限られた時間いっぱいにこの文字を打つことで、アウトプット欲を満たしたいからなのか。

しばらく動画制作から離れたことで心の余裕を持て余している今だからこそ、かつての自らの熱意がどんなものだったかを手を動かしながら思い出すことで、虚しい心地よさに浸りたいだけだからなのか。

 

どれも正しいだろうが、核心でもない。答えは定かではないが、このブログを書き連ねていけば、何かわかることがあるかもしれない。

そのときはまた総括Ⅱとでも題して、振り返ろうと思う。

 

だいぶ話が逸れたので本題に戻ろう。

 

このブログの目的は、自分が作ってきた動画についてのあとがきのためであったり、ボツストーリーの披露であったり、当時のメモをひっくり返して懐かしさに浸るためであったりする。

 

そう、パソコンにも携帯にも、大量に書き溜めたメモがまだ残ったままなのだ。

 

それらをtwitterに載せるには字数が足りない。かといってニコニコのブロマガに載せるには気恥ずかしい。

 

そこで、ここでひっそりと、出力と保存を行うことにする。

 

更新頻度は全くの未定。

どの動画も思い入れは等しくあるが、ゲーム要素の援用が少なくほぼゼロからストーリーを考えた、看る夢と如何程の話が大半を占めることになるだろう。

 

いざ書き出したら大したネタがなくて、面白みに欠けるかもしれない。

だが、アウトプットを行う以上、なるたけ読み応えのあるものにしていきたい。

数年後自分で見返したときに、どんな気持ちでいられるかが見ものではあるけれど。

 

そんなわけで、どうぞよしなに、ということだ。